秋までの稼働状況

最近、新規にご依頼いただくお仕事では、納期についてのお問い合わせも多いことから、今回は現状の稼働状況や社内リソースについて書かせていただきます。

 

今期もすでに半分以上が経過しました。おかげさまで4月初旬には9月末頃までのお仕事のスケジュールは比較的規模の大きなものを予定しておりまして、仮抑えした予定を含めると今後新規にお問い合わせいただく大規模(工期3ヶ月以上)のお仕事は9月以降の着手を目処にしてご相談しております。お待たせして申し訳ありません。

また、データセンターの移転に伴うオンプレミスサーバーのハードウェアを全面的に入れ替える、AWS併用の積極利用などの社内課題も同時進行しています。例年にはないご依頼の多さのなかで、これまで多くの残業時間を必要とせずに開発を進められていることは、今後の繁忙期を乗り越えるにあたっては希望となります。社内リソースだけでやりくりし自社内製作を守りきれていることについて、社員のみんなには本当に感謝しています。

現状のスケジュールについて確定しているものから、規模、着手日、予定納期のみでなんとなく可視化をしてみました。水色のご依頼が9月頃に向けてとても多くなります。
現状のスケジュールについて確定しているものから、規模、着手日、予定納期のみでなんとなく可視化をしてみました。水色のご依頼が9月頃に向けてとても多くなります。

現在の体制と人員増強、外部リソースについて

このような状況なので、新規にご依頼いただくお仕事に関しては上記の通り、比較的お急ぎのものはまず納期の確認からお話をすすめているのですが、こういう場合、本来であれば売上の向上のためにリソースの確保を最優先させるべきでしょうね。

20194月現在の体制としては、デザイナー4名、エンジニア2名(浅川をカウントすれば3名)、非常に限定的なお付き合いではありますが信頼できる外注エンジニア1名、という状況です。
当社の場合は即時に人員補強をしたとしてもすぐに開発力が向上するわけでもありませんし、当社にとって補強はどのタイミングでも未来投資となることからいまの仕事をさばくために人を増やす、外部リソースで補強する」ということをしていません。
現状の採用活動に関しては「縁があったら」という程度で決して積極的に活動をしていない、という周囲から見ればIT業界人材不足問題に対して危機感がないと思われても仕方のない状況です。

「非効率だね」「外注すればいいのに」「もったいない」と言われることがあります。というかとてもよく言われまして・・苦笑。そのなかで、外部やフリーランスの方への協力、オフショアや人材派遣を強く勧められることもありました。なにもしていないわけでもないのですが結果的に、人員増強のために求人活動などにコストをあまりかけない代わりに、社内環境や現社員の待遇向上、なにより製作物に対しては、社内のリソースにコストを注いでいるという状況です。

その成果もあり、社内の開発スピードや生産能力については社員ひとりひとりの自走能力の向上もあり、きちんと売上にもつながっています。そして、これまでほとんどの開発〜保守での大きなトラブルもなく、顧客にクオリティや納期に満足いただける結果をだせていると思います。その過程で、多種多様なWebサイト、システムを作らせていただき、新しい仕組みや、それに必要な技術に挑戦していけることで、社としての経験値を積ませていただけている、という状況です。
ただ技術投資という点では、二の足を踏んでいるつもりではないのですが、それ専任に人員配置できておらず、社内のプロジェクトを中心に積極的に活動していかないといけないと強く感じております。

期待に応えるために

このように、少ない人員でやりくりしていますので、顧客からの信頼を裏切らないことと、社員全員の安全と健康にとても気を使う毎日です(こう書くとめちゃくちゃウソっぽいのですね・・笑)最近のわたしは社員の咳払いひとつで「風邪?大丈夫?」と言うのが口癖になってしまったようです。

という感じですので月虹製作に期待されている製作クオリティを守りつつ、限られた生産能力のなかで、ご依頼順にその規模や顧客のご予算、わたしたちが提案するもの、希望する納期等を充分に考慮しつつ、社内スケジュールを作っていくのは、未来の混乱を避けるためにも、わたしにとっては非常に重要な作業になっています。

納期については可能な限りの努力をしていますが、どうしてもお時間が必要になってしまうことは、月虹製作へ期待されていることにきちんと応えるためでもありますので、何卒ご理解をいただけますと幸いです。