25日の世界的なインターネット障害について、無謀にも解説を試みる。

25日の世界的なインターネット障害について

 

色々な解説記事が見受けられるけども
無理に、ネット以外の比喩で説明しようとして自爆してる様に見えるので あえて、ネット用語で説明してみます。(自爆したらゴメン)

 

まずは、原因です。

グーグルが、OCNに対する経路情報を間違って流してしまった、さらに間違いに気づいて8分後に訂正情報を流した。

ざっくり書くとこういう事です。

 

この為、OCNのユーザは、結果的にネット接続ができなくなりました。
また、OCN以外のユーザも、OCNにあるサーバにアクセスできなくなりました。 さらに、OCNに無関係なユーザにも影響が出ました。

まずは、経路情報って何?なんです?、道順です。
インターネットは、IPアドレスという住所があることはもうみんな知ってると思います。

しかし、インターネットは、網の目の様になって接続されています。
その為、相手先までの、道順がわからないと到達できません。

その道順を、ルーターという機器が案内します。

 

ルータという機器は、自宅や会社にもあると思いますが
そのルータは、末端ルータで、道順は知らなくても、自分の上位に行けばそこがその先まで連れてってくれると思っています。 しかし、上位のプロバイダーはそうは行きません。

様々な大人の事情によって、通れる道と通れない道があって、網の目でも適切な道順で届けないとなりません。
行きと帰りで同じ経路を通るとも限りません。主要なルータは、道順を知っています。

その道順も、世界レベルでは刻々と変化してますから、自動的に道順を更新する仕組みがあります。そこに、グーグルが間違った情報を流してしまったわけです。

 

グーグルは、OCNへの道順が、グーグルを通る様に間違った道順を流しました。
これだけなら、まだ、OCNにだけ影響が出ただけで済んだのですが

まずそれが大量だったので、その更新にルータが忙しくなってました。

 

さらに間違った情報を流したことに気がついて、8分後に訂正したことで
まだ先の更新中に、次の更新がきたみたいなことになり

世界中のルータが、短期間に2度も更新が起きて、ルータのCPUがパンクしてしまったのです。

そこで、OCNに無関係なところにも障害が派生したのです。

 

はい、ざっくりした説明はこういうことです。自爆したかな(^^